落花生と生姜の試し掘り、茹で落花生(^O^)v 2014-10-06 [自然と農]
夜通し降っていた雨が、起床に合わせて止み、
青空に白い雲が、西から東へ船よりも速く流れる。
時折、火山の噴煙のような雲が混じる。
一時、強風の時間帯があったが、畑の二期作目の向日葵が何本か倒れたくらい。
台風一過。
猫たちの具合がこのところ快調。
アメメは快復して、粗相しなくなったし、
ノルくんはペットシートに重みを感じる尿量になった。
但し、目で見える大きさの結晶(ストルバイト?)を見つけるときはあるが。
本日のテーマは、生姜と落花生の試し掘り。
畑の場所塞ぎになっていた落花生の実り具合の確認と、
早く料理に使いたい生姜の膨らみ具合の確認。
先ずは生姜。
4月20日に花壇に1根、畑に4根埋めた。
6月14日から発芽。発芽率100%。
手入れとしては夏から顆粒肥料を施したのと、炎天下の水遣りと株元を枯れ草で覆ったくらい。
今日はいちばん手前の生姜を掘ることに。初体験で、根の深さとか広がりがわからないので、移植ゴテで周りから丁寧にほぐして抜いた。
地中には複雑な根塊が入り組んで、予想よりも大きい(^_^)v。
1本の芋(根)が13本の芽や茎に増えていた。
一緒に土から出された5cmあまりの百足が大慌てで隠れた。
次に落花生。
5月7日殻ごと植えた。5月22日発芽。発芽率95%以上。
世話は全くしないまま放置して今に至る。予想外に大きく広がり、はっきり言って邪魔であった。実がどの程度育っているのかも全く見えず。生命力旺盛な緑濃き葉は食うわけにはゆかず。すべては土の中で進行。
今日は万願寺唐辛子の手前の株を掘ることに。
花が咲いた後、子房柄が土の中に潜って実になるという世にも珍しい仕様。
ということは調べていたが、
移植ゴテを殆ど使うことなく、広がった茎を辿りながら優しく抜いてゆくと、
おお、お馴染みのピーナッツの殻が次々に土の中から。
大小いろいろな落花生の実が、次から次へと現れるのが嬉しくて、
ひとりで笑けてました。
何本にも分かれた茎を丁寧に抜いていくと、1株からこんなにも!
本当の根を見ると、小さな瘤のような粒が数珠なりについている。
これが理科で学んだ根粒菌というやつか。
確か豆科の植物と根粒菌が共存共栄しているとか。
今日は調べるのが面倒臭いので詳しくはm(__)m。
黒い土の部分が落花生を抜いた場所。
ということで、生姜と落花生の掘りたての写真。
生姜1根→13塊に増えた。
落花生1粒→166個あった!! 小さいのも入れて。
感激!
早速、生姜をよく洗って薄切りにして甘酢漬けに。
レシピを調べると、茹でるの湯通しするのと書いてあるけれども、生姜は殺菌作用があるし酢も使うので生のままで大丈夫(の筈)。
茹でて、せっかくの生姜の辛味をマイルドにして漬けるのはどう考えても邪道。
この頃の日本のレシピは、アク抜きや殺菌を神経質にやりすぎ。
少しでも引っかかるものを取り除いたり糊塗してごまかす都会生活のようだ。
自分で試さないでレシピ通りに作る人たちは、せっかくの旨味を流し去ったり無駄な手間をかけたり、愚かというか気の毒なことである。
レシピを書いた人の台所はきっと黴菌だらけなのでしょう。
念の為、農薬が怖いのなら洗っても無駄、野菜の中に取り込まれている。
だから天然農法(^O^)
愈々、楽しみにしていた落花生の塩茹で。
泥をきれいに落として、多めの塩で茹でるだけ。
ものすごく美味しいとは聞いていたが、茹でたてを食べるのは初めて。
茹で方を調べると、最長30分から5分まで諸説あり。
長めの茹で時間を書いてあるものが多い。
これも文句あり(^_^;)
せっかくの掘りたて、茹でたての美味しさを、30分も煮たらぶち壊し。
クックパッドで5分を勧めていた女性に同意、
5分茹でて蒸らすことに。
大成功!
歯応え、落花生の風味が生きている。
ちなみに、クックパッドなどの投稿レシピの下ごしらえや茹で方などの記述の多くがステレオタイプ化されている気がした。いろいろ試すことなしに、料理本に書いてあるとおりをそのまま鵜呑みにしている感じ。砂糖の量とか、切り方とかにも感じた。そのときの気分や好みで工夫するほうが余程満足の一品になろうものを。
などということを考えさせてくれるのもクックパッドのお蔭ですm(__)m。
殻を割ってみると、
中の薄皮がふやけていて柔らかい。
撫でるだけで、つるんと剝ける。
快感。
剝き卵みたいにぷりぷりつるつる。
薄皮も一緒に食べるのをお勧めします。
量が増えるから(^O^)。
渋味とか全くありません。
枝豆の何倍もの美味しさ。
落花生の濃い味が口の中に広がり、お酒も旨い。
この記事を書きながら飲み(和布酒ではなくてNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でやってた昆布酒を)食いしているが、文字を打つよりも殻を剥いて口に運ぶ時間のほうが長い。
炒ったものよりも殻が軟らかいので、剥きやすい。
無農薬のため虫の入っているものもあるが、変色していなければ問題無し。
見ないで食べたらわからない(^_^;)。
さいごに今日の収穫たっぷり。
生姜も落花生も、元手は僅か。
半年後の今日の、お金には代えがたい感動!
土から落花生の実がぞろぞろ現れたときには鳥肌が立った。
普段栽培されている方は、何を大袈裟なことをとお笑いでしょうが、
都会暮らしの長かった男の実感です。
貧乏な人よ、不幸だなどと嘆かないで野菜を育てて食べましょう(^O^)
大罪を犯すことなく、かなりの快楽を補填できます。