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野坂さんと寂聴さんの往復書簡、師走の天然農園をアメメが案内 2015-12-14 [自然と農]


暖かさにアメメくんが猫コタツから姿を現しました。
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アメメ「まだ12月なのか。春になったのかと喜んだのに」
 
さて、今回は師走の天然農園を案内します。 
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9/26に植え付けたカリフラワー。
右の写真のように、上から見てもまだ花蕾の姿がありません。
頂部を覆っている葉を優しくかき分けると、白い頂花蕾が育まれていました。
女性の秘部を守る小陰唇を初めて開いたときのような感激。 
 
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同じく9/26に植え付けたブロッコリー。
こちらは頂花蕾が陽光を浴びて元気な緑。もうすぐ収穫できそう。
夏とちがって青虫が少なくて、テデトール^^;で間に合うのがありがたい。 
 
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左)10/6に鱗片を植えていた大蒜(ニンニク)の芽。
30数本育つはずが、まだ半分しか発芽していません。
土中で腐っているのかなあ。

右)みうめの眠る墓地に植えたリコリスの球根。
送ってくださったM様、6個共鮮やかな緑の葉を広げていますよ。
白い花が咲くのは来秋の予定。
 
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左)10/6に種を播いた桜島大根。
播く時期が遅すぎたので悲観的でしたが、葉が広がってホッ。
去年は7kgのやつが穫れたのですが、今年は丸い球が出来るだけで満足。

右)残り数本になった人参(ニンジン)。来年はちゃんとつくらんきゃあ。 
 
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左)まだ小さい玉葱たちの畝に猪の足跡が。踏み潰された苗が2本(涙)
畑池界隈が、ミミズでも食っていたのか、派手に掘り返されていました。

右)四季なり苺。
霜や雨にやられて、赤く熟れる前に融けるように腐ったりカビたりするのが多い。 
 
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鼻ぺちゃのアメメくん。
毛玉がひどくて、背中に甲羅を背負ってるみたい。


野坂昭如さんを偲ぶ前回の記事にたくさんのコメントをありがとうございました。
今回も、晩年の彼の文章を紹介させてくださいm(_ _)m 
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「通販生活」2015秋冬号134頁、135頁
 
瀬戸内寂聴さんから野坂昭如さんへの手紙 より
・・・新潮の連載エッセイなど拝読して、お元気らしいので安心しているのですが、でも小説家は本来嘘をホントらしく書くのが商売なので、いつでも、ホントにこんなにお元気なのかなと疑ってしまうのです。・・・選挙に出られた時も、お米作りに熱中された時も、そうか、なるほどと、ひとりうなづき、・・・・私も九十三歳になり死に損なってまだ生きています。連日のように知人、友人の死が伝えられます。もしかしたら、野坂さんと私は死ねないのかもしれませんね。覚悟して地球のバクハツするのを見てやりましょう。

野坂昭如さんから瀬戸内寂聴さんへの返事 より
・・・これまでの先進国が、何百年かけてやってきたことを、日本は高々数十年で達成した。栄えた国はやがて斜陽を迎える。この時自分たちの食いぶちを何とか賄えれば滅びずにやっていける。だが日本はその道を捨てた。お天道さまと天水を有効に用いた農業を捨ててしまった。・・・お上は無策のまま過ごし、経済成長が一番と口にする。そのため原発はなくてはならないという。・・・このところは日々、衰えを自覚、足元は覚束ず、いちいち具体的に自らの弱り方を思い知らされ、だが落ち込むにも体力が要るらしい。悄然としつつ終日ぼんやりしている。・・・寂聴さんとぼくに共通していることは、報道を信じないということでしょうか。・・・あげく三月十日東京大空襲で十万人の市民が焼き殺されても、損害軽微などと発表。・・・我々にとって大事なもの、守るべきことは何なのか、これをアメリカの言いなりではなく、日本独自で決めること。親子兄弟でよく考えた方がいい。・・・  
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※故人の思いを広めたく掲載。不都合な場合は連絡ください。即削除します。
 
さいごに、今日のぼくの中での野坂さん。
2000年のクレイジー・ケン・バンドのライブに当時70歳にしてゲスト出演して歌った「マリリン・モンロー・ノー・リターン」「終末のタンゴ」「ヴァージン・ブルース」「黒の舟唄」を久し振りに聴きました。乗り乗りで歌って、ハチャメチャのトーク、もう最高。

大島渚・小山明子夫妻への祝辞の直後、大島渚に強烈なパンチ、マイクで反撃する監督、動画で見ることができました。ヤバイけど羨ましいふたり。

野坂さん作詞の「おもちゃのチャチャチャ」は何とレコード大賞童謡賞を受賞。さらに2010年「猫の気持ち」(=^・^=)のベネッセが実施した「子どもにきかせたい曲」アンケートで「犬のおまわりさん」や「大きな栗の木の下で」などを抑えて堂々第一位になったとのこと、すごい!
 
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アメメ「ojiojiが『終末のタンゴ』に嵌って、『どんな人間にも必ず終わりは来る、どんな世の中にも必ず終わりは来る・・・どんな繁栄にも必ず終わりは来る、信じる人も、夢見る人も、飲み過ぎた人も、いつかは醒める、その日のために鍛えておこう、君の心のすべてを、誤算、破産、倒産、南無三!』と歌いまくって、喧しくて堪らん!」

ojioji「二回にわたってお付き合いありがとうございましたm(_ _)m」 
 

わがままではなく、ありのままに
都市の方も食材の自給を楽しみましょう
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