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シャム猫ぽこと柱サボテンの花と空蝉 2014-07-21 [猫たちや生き物]

巨大柱サボテンの開花を6.30記事で紹介しましたが、今度はその子ども(分身?)が開花したと実家から知らせ。早速、取材に。真っ白い大輪のサボテンの花。
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スケールが大きくて、日本の山間部の農家にそぐわぬ雰囲気です。
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3週間前と比べると、サボテンの右の枯れかけてた桔梗が咲き誇っていることに感動。
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巨大柱サボテンの子ども(分身?)である天然農園の柱サボテンの開花は何年後でしょうか。過酷な試練を与えれば早く咲くでしょうが、そんな残酷なことはようしません。ガーデニングでは、見事な花を咲かせるために、感情抜きで普通に駆使するテクニックみたいですが。

6.14の記事で紹介した実家のメス猫ぽこ。
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人懐こく、行儀よく、実家の守り猫として、いつも見えるところに転がっています。
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美しい毛並み。ご近所の猫おばさまから雑種としてもらったそうですが、この毛並みとサファイアブルーの目、これはタイの高貴な血筋の家系でのみ飼うことを許されたシャム猫に相違ない。しかもクラシック・スタイルのお顔。
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歩くお姿にも気品を感じます。
名古屋の甥や岡山の甥(ぼくよりも猫語を解すると言われている)も満足されたでしょうか、ぽこくんのサービス・ショット大奮発。
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いよいよ蝉のシーズン。今も喧しく鳴いています。
天然農園における今年最初の蝉の抜け殻をなぜか空芯菜の葉っぱに見つけたのが7月9日でしたが、今は彼方此方に見られます。いくつか写真に撮りました。
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蝉殻は漢方では蝉退センタイと称するそうで、500グラム8400円とか12000円とかで売られていました。
成分、不詳(^_^;)、キチン質。
薬理作用、上顎神経節伝達抑制、骨各筋弛緩、鎮静。
応用、民間では解熱、鎮静薬、風邪などの発熱、悪寒に解熱薬として用いられてきた。
ジンマシンなどの皮膚掻痒症に止め痒的効果があるとされる。咽喉炎、結膜炎などの症状に消炎作用も報告
されている。
化膿症や中耳炎に粉末にして塗布する。中国では破傷風、慢性ジンマシン、化膿性中耳炎にも効果があるとのこと。

カメムシ目の昆虫の抜け殻にしては大層な気がします。
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キーウィの葉裏に多く見られます。
夜中の間に蔓を這って葉っぱまで辿り着いたわけです。
下の写真は、キーウィ棚の支柱。
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木に産卵管を挿して産み付けられた卵から孵ると、幼虫は木の表面まで出て最初の脱皮をし、土の中に潜りこみ、長い長い地中生活のスタート。その間、数回脱皮。複眼が出来て、やがて羽化、成虫に。
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この子は羽化に失敗して、この状態で死んでいました。
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いちばん無防備なとき。外敵にも襲われやすいだろうし、こんな複雑な殻から抜け出すのは不器用な子には難しかろう。成虫になるまでには気の遠くなるような試練の連続、翻車魚も鮭もみな一緒、ヒトも嘗てはそうでした。

わが国では、成虫になるとすぐに命を終える蝉に もののあはれを覚え、その抜け殻を空蝉ウツセミと呼んで、儚さ・無常を感じてきました。

面白いのは、お隣の中国。忘れ去られた頃に地中から出て来て、飛び立つ蝉は、生き返り、復活の象徴であり、貴人の埋葬時に玉蝉を口に入れる風習が生まれたそうです。

幼虫として地中で過ごす期間が3年〜17年、成虫になってからも、昔の説の1週間ではなくて、1ヶ月程生きる、されば、儚き生き物というよりも目出鯛超長寿の昆虫と言えましょう。中国での扱いのほうが本来の蝉に相応しい気がしてきました。

そして、今朝の収穫たっぷり。
胡瓜は相変わらずですが、ミニトマトが色を添え、空芯菜を炒めもの用にカット、青紫蘇(大葉)を朝鮮風醤油漬け用に多めに収穫。
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馬鈴薯と玉葱を豊富に入手(頂戴m(_ _)m)してるし、今夏の野菜はばっちり。
動物蛋白質は専ら鶏卵から摂取。
猫餌が食費の大半を占めております^_^;

ぽこさま「ぽこもアメメとやらのフードを一度食ってみたいものじゃ
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コーナンで買う ねこ元気(ユニ・チャーム)でよろしいかと。

朝方は涼しいというか肌寒いくらいでしたが、
結局は34℃になった2階からお送りしました。

それでは皆様、
あ 有難いなあ
し 幸せだなあ
た 楽しいなあ

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りチャード

 これは、立派な大輪の高貴な白い花。うーむ。
一瞬、月下美人かと思いました。
同じサボテン科の花ですから、当たらずといえども遠からずか。
まわりを圧倒するというか、他を寄せつけない迫力がありますね。
下のシャム猫も同じです。高貴さのもつ迫力を感じます。
ぼこという名前はいかがかなと思いますが・・
チャオプラヤーとかチュラロンンコーンとかタイ風の名前がほしいのではないですか。
向田邦子の愛猫もシャム猫でした。わがままだったみたいですね。
高慢ちきな美女のイメージです。つきあったことないけれど・・。

by りチャード (2014-07-21 22:15) 

ojioji

りチャードさま、コメントありがとうございます。
以前、nhkbsでおまえなしでは生きていけない ~猫を愛した芸術家の物語~. 第三夜 向田 邦子愛猫 だけが見ていた人気脚本家の涙 を観る機会があり、向田邦子さまはもとよりマミオのことが頭から離れませんでした。「向田邦子ふたたび」より「偏食・好色・内弁慶・小心・テレ屋・甘ったれ・新しいもの好き・体裁屋・嘘つき・凝り性・怠け者・女房自慢・癇癪持ち・自信過剰・健忘症・医者嫌い・風呂嫌い・尊大・気まぐれ・オッチョコチョイ・・・・・・・・貴男はまことに男のなかの男であります。私はそこに惚れているのです。」

以下、ブログhttp://suzielily.exblog.jp/21838179/よりの複写貼付けです

以下、「マハシャイ・マミオの死」より抜粋。文は須賀三郎、写真は飯窪俊彦。
「向田さんのエッセイにしばしば登場して、読者にはおなじみの雄猫である。(略)
『可愛かったですねえ、まるで銀色のおハギみたいで……。(略)』」
「当時、霞町のアパートには、家を出る時に連れてきたシャム猫の伽俚伽が同居していた。」
「『聞き馴れない名前だが、父の説明によると十六羅漢の一体で、唯ひとりの女の仏様だという。』(『眠る盃』所収『伽俚伽』)」
「あの思いもよらない悲惨な事故のあと、(略)お通夜には、(略)大勢弔問に訪れたが、マミオを見た人はほとんどいないはずである。
マミオは、向田さんの死後、一歩も自分の部屋から出ようとしなかったのだ。」「納骨がすんでしばらく、マミオは荒れた。(略)『マミオにしてみれば、悪いことをしていたんじゃないと思うんですよ。
姉が玄関の前に立ったとたんに、もうニャンと迎えの声を出すほど姉一辺倒の猫ですからね。』」
「引越しの日、車に乗せられたマミオは、少し鳴いた。しかし、すぐ、あきらめたようにおとなしくなった。」
「それでも、マミオは和子さんによくなつき、店から帰ってくると足音を聞きわけるようにまでなった。」
「昭和六十年7月十三日、十六歳でマミオは死んだ。」

 以下、山口瞳の「向田邦子は戦友だった」より、抜粋。
「昭和五十五年の七月十七日の午後八時ちかく、意外にも向田邦子は劣勢だった。(略)私は(略)直木賞銓衝委員会に出席していた。(略)その少し前、芥川賞銓衝委員である丸谷才一に、こんなことを言われていた。『銓衝委員になって、いちばん辛いことは、候補者に自分より小説がうまい人がいるときね』
向田邦子はあきらかに、私より上手だった。(略)委員会は最終段階に入っていて、志茂田景樹の『黄色い牙』と向田邦子の『思い出トランプ』のうちの三作が残っていて、志茂田を七点とすれば向田は四・五から五点という状況だった。」
「『じゃあ、二作受賞にしようか』と誰かが言い、」
そして、受賞後の山口氏と向田氏の会話である。
「私は彼女にこんなことも言った。(略)『自分に近しい人間で、僻み猜み妬みがあるんだ。(略)』『インテリ美人が特に狙われる』」
インテリ美人…ここで、今話題のSTAP細胞の件に思い至る。
脱線したので、向田本に戻して、
「私は、『週間新潮』に、十八年にわたって見開き頁の随筆を連載している。向田邦子もライヴァル誌である『週刊文春』に、同じものを連載していた。(略)
私自身の原稿の出来の悪い週は、まことに憂鬱だった。これは向田邦子出現以後のことである。」
 妹の和子さんの経営する「ままや」で通夜が行われた。
「私はTV関係者の席を見た。吉村実子もいしだあゆみも目を赤く泣き脹らしている。(略)『直木賞をとらなければ……』
豊田もまた、そう思っているのかもしれない。」
仕事の依頼が増えたのだろうか、台湾に取材旅行へ。その時の航空機事故であった。山口氏と豊田氏が言われるのはそのことであろうか。
「私より小説も随筆もうまい」と山口氏は言われるが、本書に寄稿されている桐島洋子氏も似たようなこと(=“出来すぎた小姑をもった不出来な嫁“)を言われている。
山口瞳、桐島洋子と共に熱狂的なファンの多い才能の持ち主である。彼らが敵わない、と認めた向田さん。
※豊田氏は文春豊田健次氏。

すんません、コメント欄を使って紹介しました。
by ojioji (2014-07-21 22:54) 

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