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アメメ御大の秋、馬鈴薯レポート [猫たちや生き物]


前回のぽこ様に続いて、個性派の筆頭アメメ御大の近況をば。
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彼はブサカワのアメショーで御年10歳、辿った数奇な運命は過去の記事→http://ojima537-21.blog.so-net.ne.jp/2015-06-21にて。
(一部引用)
アメメは京都市のペットショップで売れ残っていたアメショー。
初めての出会いは2007年1月9日、彼が1歳10箇月のとき。

キャンキャン吠える犬の隣に置かれたケージの中に、仏頂面して眼光鋭く虚空を睨むアメショーがいました。

そのペットショップを訪れるといつも、彼はケージの中で所在なさ気に尻尾だけバタンバタンと動かしており、その動きに隣の犬が吠え続ける喧騒の中で、相変わらず虚空を睨んでいました。

販売価格も会う度に下げられていました。
が、ぼく以外のお客さんたちは、どんどん入れ替わる子猫たちの陳列ケージの前に集まって、誰も成猫のアメショーに見向きもしません。
彼の相手をしているのはぼくだけみたい。
ケージ越しに指で触ってやると、甘えて転がるようになっていました。

そして、出会いから半年後の2007年7月10日、彼が2歳4箇月のときに自宅マンションに迎えました。
 
去勢手術の日の検査で先天的な肝門脈シャントの障害が発見され、麻酔から覚めない虞れから去勢手術ができないまま年寄りに。そのせいでずっとお腹が弱く、今年2月には何日も食事を取れず別れを覚悟した程の厳しい時期を経験。今は、出すのに負けないように食べさせることにしたのが良かったのか悪かったのかこのような体型に。 
 
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左)全盛時の鋭い眼光を時折り垣間見せます。

右)コンドロイチン不足なのか、関節がすっかり老化、これが精一杯のジャンプ。背中の毛が亀の甲羅みたいにごわごわに。
 
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玄関の磨りガラス越しの陽光で温もるアメメくん。
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タイトル画像とは別猫のような無邪気さ。
まさに二度童子(にどわらし)の趣き。 
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ちゃとらんと張り合おうともしません。
孫のやんちゃを目を細めて見守る好好爺。
 
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 孤高の猫の風情。

以下、実家で収穫した馬鈴薯のレポートです。
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今年は趣味で8品種も栽培していたとのことで、色・形様々な馬鈴薯が貯蔵されていました。
馬鈴薯は北海道にかぎるとか、いや九州のも美味いぞとか、都市生活者は農産物を産地で云々する場合が多いように感じます。ぼく自身がそうでした。が、実際は産地よりも品種によって使い分けるのが正解。
 
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左)デストロイヤー 長崎の俵正彦氏25年の努力と情熱の賜物で2000年に完成したオールマイティーの驚異の品種。北海道の馬鈴薯生産者に「こんな旨いジャガイモがあったのか!」と言わせる程の美味しさ。深みのあるコク、粘りある肉質、強い甘み、高い栄養価。馬鈴薯と薩摩芋と栗を合わせたような味と言われる。外観が覆面の魔王デストロイヤーを彷彿させると俵正彦氏が命名。火が通りやすく、煮崩れしにくい。栽培も容易、痩せ地でも多収、土壌消毒不要、貯蔵性も高く、今後普及が予想される。

右)とうや ビタミンC豊富のヘルシー馬鈴薯。澱粉少なめのため、剥いたり切ったりしても変色しにくい。煮崩れしない。カレーやシチューなど煮込み料理に最適。フライには不向き。 
 
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左)アメメ大王

右)シンシア フランス生まれで、キリンビールが日本に導入。メークインのように汎用性の高い何にでも合う品種。目が浅いので皮が剝きやすい。味がしみやすく、荷崩れしにくい。
 
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左)はるか 芽がピンク色。食味が良いのでフライドポテトやマッシュポテトなどシンプルな料理が生きる。煮崩れしにくい。

右)キタアカリ ビタミンC含有率は圧倒的。ほくほくの粉質で香りが良く、じゃがバターが最高。ということは、煮崩れしやすい。
 
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左)シャドークイーン 皮が紫色、身も青紫色と見た目のインパクト大。他の馬鈴薯と組み合わせて彩りに利用すると楽しい。アントシアニン含有率が馬鈴薯ではいちばん。

右)アメメキング
 
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左)シェリー やや粘質で煮崩れしない。肉じゃが向き。加熱後時間が経つと固くなって味が落ちるのが欠点。

右)ホッカイコガネ 目が浅くて調理しやすく、やや粘質で煮崩れしない。皮を剥いても変色しにくい。フレンチフライ用に育成された品種。つまりあまり甘くない。
 
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 【アメメキングからのアドバイス】
せっかくの家庭菜園、ぜひ色々な種芋を少しずつ植えて遊ぶが良い。
食感の違いを楽しめるぞ。
自家消費では貯蔵性も重要じゃ。
翌年の5月頃まで食いつなげたら大成功。
そのポイントは、
無肥料で植える
葉や茎が枯れてから、つまり完熟してから収穫
収穫後1ヶ月程、風通しの良い場所で乾燥させる
冷暗所で保存
などが挙げられるようじゃ。
記載の品種では、とうや、シンシア、デストロイヤーが貯蔵性に優れておる。

と後半は自分のためにまとめてみました。
早く実践が伴うようにしたいものです。 
 

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