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徒然草百三十七段、謎の黒猫再び、菜種梅雨 2014-04-10 [猫たちや生き物]

戻り寒波による降霜の翌日は朝から雨。
冷たくて、濡れて行けるような春雨ではない。
古今和歌集に藤原因香の歌で
 
たれこめて 春のゆくへも 知らぬ間に 待ちし桜も うつろひにけり
とある。
一方、兼好法師は、
花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。雨に対ひて月を恋ひ、垂れこめて春の行衛知らぬも、なほ、あはれに情深し。咲きぬべきほどの梢、散り萎れたる庭などこそ、見所多けれ。歌の詞書にも、「花見にまかれりけるに、早く散り過ぎにければ」とも、「障る事ありてまからで」なども書けるは、「花を見て」と言へるに劣れる事かは。 ・・・・・
万の事も、始め・終りこそをかしけれ。男女の情も、ひとへに逢ひ見るをば言ふものかは。逢はで止みにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜を独り明し、遠き雲井を思ひやり、浅茅が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言はめ。
(徒然草 第百三十七段より)

春の長雨に閉じ込められて緋桜の満開を見られないのもしみじみと趣深い。逢わないで終わった憂さやあだなる契りに泣いた長い夜も、過ぎてしまえば美しいものだ。

齢を重ねると兼好法師の書いていることが、その是非はともかく、すんなり伝わる。この七百年間で私たちの大脳は何も変わっていないのか。生後の体験からいろいろな人格に変容しているだけのことか。

ところで、先日紹介した謎の黒猫、ぼくが実家に上がる度にどこからか現れて、あれから次第に近寄ってくる。昨日、とうとうカリカリを遣ってしまった。
美味しそうに完食(^_^;)
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雨の中、逢瀬を求める黒猫に、シャム猫ぽこ様も絆されたのか、拒むことなく対面。
しかし、二頭の間には見えない結界=端境(ゴーヤのネット^^;)が。 
 
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ぼくのカメラに気づいた二頭。
黒猫さんも臣下の如く居住まいを正しました。
二頭の間で何か言葉を交わしたのであろう、ぽこ様は徐ろに、 
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 通路を引き上げなさいました。
 
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 先日のお化け椎茸を干したときの写真。http://ojima537-21.blog.so-net.ne.jp/2015-04-06
ちなみに、椎茸は裏側の薄膜が破れて襞(ヒダ)が見えたときが収穫どき。傘が開いて大きくなったように見えても、重さはそれ以上成長しないそうです。あとは料理によって収穫期を変えるのが良いと思います。お寿司やスープ類は傘が開いたのをスライスするのが良いし、バター焼きとかは若い丸いのが美味いでしょうね。
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ビタミンDを生成させてから半分は冷凍に。
残りは焼き物、煮物で堪能しました(^_^)
 
今日の最後はプレミアム麦酒の紹介(^_^;) 
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以前の記事で、アサヒ・スーパードライのことを肉体労働者御用達麦酒あるいは女・子どもの飲み物と書きましたが、その朝日超乾のプレミアム物を実家で発掘。17年物の超乾です(^_^;)。
このやたら泡が出るだけの、コクも旨味も無い、チューハイにも劣る、炭酸水に小便を混ぜて、いや、糖尿病の小便を飲んだほうがマシな麦酒が十七年の歳月を経て、キリンプレミアムモルツのように熟成しているかどうか。
機が熟すのを待って開けたときには報告します。
 

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