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梅梅梅(*^^*)、青虫考、黒猫来たる、鴉狩るぽこ様 2015-06-11 [猫たちや生き物]


桃のような赤い可愛らしい実(*^ ^*) 
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実家の梅で、桃のように赤くなる品種。
珍しくて美味しそうなので、収穫させてもらった。 
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三種類の梅の実が混じっています。
好物の塩漬けと、定番の梅酒と、あと何にしようかなあ。
灰汁抜きしている間に考えます。

そして、今朝も青虫潰し(^_^;)
去年は一匹ずつ手で摘まみ取って、殺す度に、青虫よ、すまんと心で、あるいは声に出して呼びかけていたのに、今や、葉っぱを食べているところをぐにゅ、ぶちゅっと指で押し潰すだけに。

すでに紋白蝶の乱舞が始まっており、夥しい産卵数。一枚の葉っぱに卵の突起が幾つも見える。葉の表面を撫でて、卵をこそげ落とすこともある。それでも毎朝太さ0.5mmの青虫の赤ちゃんが誕生し、擬態でぼくの目を欺いて太さ2mm、長さ2cm近くまで生き延びるやつもいる。

この賽の河原の石積みのような苦行にも似た殺生を続けるよりも、いっそ放置しようかという誘惑に初めて今朝駆られた。去年キャベツで経験した自然の摂理というやつだ。(閲覧注意→http://ojima537-21.blog.so-net.ne.jp/2014-06-18)しかし、冷静に考えると、この方法は紋白蝶の異常繁殖をもたらし、その後に起きる大量死とぼくの食べる蕪葉が失われることを思えば、賢明とは言えない。 
 
[去年のキャベツ(^_^;) ↓クリックすると拡大します] 
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いや、待てよ。葉っぱを食べた青虫を食べてやれば、すべてが丸く収まる。二枚貝や蟹もその消化管の中身ごと食べると旨味が増す、美味い餌を食っているから。そもそもカニミソなんて蟹のうんこじゃあないか。ならば、柔らかい葉っぱだけを食った青虫は、植物成分と動物成分の混じった良質の食材であり栄養満点、ひょっとして美味しいかもしれない(^_^;)。
青虫の青汁^^;とかバター炒めを試してみませんか。

などと思索を深めつつ、私は明日も天然農園の生態系の一員として、その動的平衡を保つために青虫を潰しているでしょう。

お目直しに爽やかな記事を(^_^) 
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生徒の修学旅行土産の長崎「カスティラ」を食べた。
カステラなんて何年ぶりだろう。
いや、何十年振りかも。
スプーンを使って上品にいただく。
口に入れた途端にねっとりと甘い。
砂糖が利いただけの甘味ではなくて、濃厚な卵の風味が堪らない。
口の中で溶けるにつれて得も言われぬ魔法の味が広がる。
あっ、「得も言われぬ」は開高健氏がいたく戒めていた言葉だった、適切な言葉を捻り出せと。「魔法の」なんて、儂はNHK「純と愛」を書いた遊川和彦か。
などとひとり突っ込みながら、二切れ、三切れ。
子供の頃、初めて食べたときの感激を追体験。 
 
[異国情緒の漂う長崎らしいお菓子にみうめも誘われて] 
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そういえば、初めてカステラを食べたときに、敷いてある紙?の存在を知らず、甘いけれど噛みきれないなあと、そのまま食べたのが懐かしい。飼っていた猫が魚肉ソーセージを盗み食いして、包装ビニルまで食っていたのと似ている。今回は、敷いてあった紙の香ばしい旨味を充分に味わった^^;あと、きちんと外に出した。 
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みうめから奪い返して、暫しひとり食いの悦楽に浸った(*^_^*)

そして、収穫たっぷりは、 
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恒例の、生命力溢れる緑の韮。
この頃、おかずを手抜きしてニラ卵をよくつくる。
味付けを変えると今のところ全然飽きない。
胡麻油や味醂や、炒めたり煮たり、いろいろなニラ卵になります。
 
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四季生り苺が端境期で、たった2個。

下の写真は秋田蕗。梅の実を穫っているときに見つけました。
北海道のコロポックルで有名ですが、岡山ではあんなに大きくはなりません。
それでも写真ので葉の直径が70cm→60cm程あります。 
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天然農園で、にゃ~にゃ~と猫の鳴き声がする。
声の先を見ると、一頭の黒猫が。 
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実家に出没していた謎の黒猫、間違いなくあの黒猫です。
近寄るまで逃げないで、奥池から谷間の林へと後ろを振り返りながら入っていきました。
見送りましたが、付いて来いと言っていたのかも。 
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その黒猫を朝貢させるシャム猫ぽこ様の武勇伝を実家で聞きました。 
或る朝、農作業中の実兄が目を遣ると、
ぽこ様が鴉(カラス)に襲いかかって押さえつけていたそうです。 
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[左)苗物ネットのトラップに自らかかるお茶目なぽこ様] 
 
ぽこ様は佳子様か紀子様のような気品を備えているはずなのに、土竜や鼠や蛇や小鳥や、無辜の生命を弄ぶ性癖があるもよう。 
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シャム猫ぽこ様は意に介さぬ様子で、
「立場によって正義は変わるぞ。それぞれの生の営みにおける衝突は、正邪善悪の範疇ではなく、自然の摂理じゃ。
鴉を狩るわらわもあっぱれ、狩られる鴉の理不尽な恐怖もまた真実。
人里で暴れる熊を退治するのも、その熊を救おうと奔走するのも立場の違い。堂々とそれぞれの立場を実践することが大切じゃ。それも含めて動的平衡であり地球の生態系のひとコマなのじゃ」
と転げ回っておられました。 
 

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mitsuya

これキャベツですか?新しく日本海溝で発見された新種の深海生物かと思いました( ̄ー ̄)ニヤリ ニラはワタクシも大好きです、美味しいですよね。ぽこ様はメス猫なんですね。どうりでいろいろとっ捕まえるわけですね( ̄ー ̄)
by mitsuya (2015-06-11 23:58) 

green_blue_sky

青虫の被害が・・・
猫の武勇伝で歴史を感じる(^▽^;)
by green_blue_sky (2015-06-12 06:41) 

ニッキー

いくらojiojiさんの作るキャベツが美味しいとはいえ、青虫凄すぎます(@_@;)
やはりここは守らなければ(^_^;)
ぽこ様、お茶目さと天性のハンターとの両面を併せ持ってらっしゃるなんてとっても素敵です(^.^)

by ニッキー (2015-06-12 08:02) 

mayu

ぽこ様、カラスに襲い掛かる??すごいです。カラスは猫を見ると、急降下して襲おうとすることがありますよ|д゚)
by mayu (2015-06-12 09:59) 

ojioji

mitsuya さま、畑で普通に育てて、農薬を使わず、虫退治もしなければ、美味しいキャベツほどこのようになるのが自然です(^_^)
農薬の威力の素晴らしさと、その効果の恐ろしさと、顕です。
ぽこ様は高貴な血筋の雌猫と聞いております。
by ojioji (2015-06-12 16:50) 

ojioji

green_blue_skyさま、全国の農家が青虫入りキャベツしか出荷しなければ、否が応でも都市の人はそれを食べる、そんな日が来ることを夢想しております(^_^)
猫の血統も、ヒトの家系図の如く、何代も辿れるようになっています。
偽造とかあるのもヒトの場合と同様。
ぼくは血筋なんてどうでもよくて、どのみち、生き物は交雑化するのが自然の摂理。天皇家はそれに抗う希少なとこに価値があるのでしょう。
by ojioji (2015-06-12 16:50) 

ojioji

ニッキーさま、去年は守るのを放棄して青虫と自然に任せたところあのような有り様に(^_^;)
守ると言っても、農薬以外はテデトールしか思いつかなくて。
この度、網で蔽う方法を学びました。
ぽこ様、おっしゃるとおり、うちの猫たちとちがって、世界が何倍も広い感じで、うちの猫たちが不憫です。
by ojioji (2015-06-12 16:50) 

ojioji

mayuさま、猫にもいろいろ、鴉にもいろいろ。
やはり個体差は大きいです。
一括りに、猫とは、ヒトとは、語る識者は信用しておりません。
例外はいくらでもありますということにたくさん遭遇しました。
健康法とかも然りです。
STAP細胞のようなものについても、大いに有り得ると今も思っております。「近代外科を開拓した人々」は医学史のみならず歴史の名著だと思います。
by ojioji (2015-06-12 16:53) 

まだらぼけえみ

ニラの収穫いいですね。我が家は今年はだめです。もう苗が古くてダメなのかもしれません。ニラ農家さんは種を蒔くそうですから私も古いのはみんな抜いて種を蒔いた方がいいのかも、と思いながらまだそのまま。
カステラ、うらやましい。食べ物から目が離れません・・・
昨年のキャベツ、これまたすごいですね。青虫を飼育しているのかと思いました。
by まだらぼけえみ (2015-06-12 17:42) 

kontenten

FaceBookで、会社の梅が豊作って記したのですが・・・
タイ人クラブ会員のお姉さんから、梅が欲しいと云われたので
今日、二本目の気を手で穫れる範囲ですが収穫しました。
どのように食べるのか聞きましたら・・・『生』で食べるそうです(w)
青パパイヤみたいに千切りにしてサラダにして食べるそうです。
日本では、青梅は毒って云われているのですが・・・(^^ゞ
by kontenten (2015-06-12 18:02) 

coconut punch

こんばんは(^-^)
虫との闘いが激しくなってきましたね(T_T)

キャベツはネットをしておけば被害は激減したものの、
油断するとネットの中に何故かモンシロチョウが( ̄▽ ̄)ドコカラ?

アオムシはたくさんいますが、
青虫の青汁とかバター炒めは勘弁です(笑)(笑)

こちらは朝から強風でした( ゚Д゚)
おかげで大事なズッキーニがポッキリと折れ、心も折れました(泣)
by coconut punch (2015-06-12 20:48) 

ojioji

えみさま、甘い物も偶には美味しいですね(^_^)。
普段はつい辛いほうを買ってしまいます(^_^;)

ニラ、長年育っている株があるなら、株分けして植え替えてやるとよいです。
ぼくも、昨春住み始めたときに、長年放置されていたニラを掘り上げて、株分けして二本ずつ90箇所あまりに植えたら、今春は5〜10本に増えて、食べきれない量になりました。

キャベツを生贄に捧げて、他の野菜が無事だったとも言えます(^_^;)

by ojioji (2015-06-12 22:21) 

ojioji

kontentenさま、タイでも梅の実を食べるのですね。
しかも生とは(^_^;)。でも意外と美味しいかも。やってみます(^_^)
サンドイッチとかのトッピング?にも良さそうです。
青梅、こっちでも種のまわりが毒とか言われていましたが、子供の頃食べた限りは問題無しでした。酸っぱいから、たぶん中たるほどたくさん食べる人はいないかと。
by ojioji (2015-06-12 22:21) 

ojioji

coconut punchさま、そんなに強風だったのですか。ズッキーニさんご愁傷様です。重い実がたくさん生っていたのでしょうね。

ところで、虫たち、被害をゼロにしようとすると、ぼくの手に負えないので、収穫の一割は虫にくれてやることにしました(^_^;)
下手すると二割になるものもありそうです。
苗からだと、切り蛆(根切り虫)にやられたオクラとか生存率五割(^_^;)とも言えます。蕪や大根のある程度育ったのすら、根切り虫に切断されたのがあります。掘り出して踏み潰しますが、時既に遅しです。

by ojioji (2015-06-12 22:22) 

のらん

青虫つぶし・・・(^_^; できそうにないわ〜
そんな軟弱な現代人の私に比べて、ポコ様の有り様は、なんとすばらしい!!!
公園では、ただいま子ガラスの巣立ちで、カラスの大群発生中・・・
ぼやぼやとカラスに食餌を奪われる、情けないぼへどもに、
カラスを押さえつける手練手管をご教授願いたいモノです。
by のらん (2015-06-13 11:45) 

あーちゃ

いや、、、びっくり。驚くほどの青虫の数。。。有機栽培をするとここまで青虫が出てくるとは知りませんでした。もはや、キャベツといえないものとかしていますね。。。
私にはここまでの量の青虫対策は無理です。。。
by あーちゃ (2015-06-13 14:47) 

ojioji

のらんさま、青虫潰し、だいじょうぶです、そのときになったら出来ます(^_^)
今はそのときではないだけでしょう。
鴉の赤ちゃんにとって親鴉は最愛の存在、それを狩るぽこ様は鬼。
桃太郎の退治した鬼にも家族がいただろうし。
などと考えると、地球よりも人類に天罰が下るくらいでちょうどバランスがとれるように思います。
by ojioji (2015-06-13 20:48) 

ojioji

あーちゃさま、だいじょうぶです。そのときになったら出来ます(^_^;)
人類が地球の自然に行ってきたことが、まさにこの青虫がキャベツに為したことだと思います。
あの青虫だらけのキャベツの隣のキャベツはきちんと収穫できました。
青虫たちも全部のキャベツを駄目にはしないみたいです。
今年の青虫たちも、特定の蕪葉を集中攻撃する傾向があります。
by ojioji (2015-06-13 20:49) 

sayu

シャム猫ぽこ様、うちのセイそっくりすぎて笑っちゃう。梅は良い色で垂涎ものですわ・・ふふ。
by sayu (2015-06-15 00:39) 

ojioji

sayuさま、セイさんって記事に載ったこと無いですよね。
興味あります。
梅は大好き、特に香りが。
でも調子乗ってかじっていたら、歯の詰め物の奥が痛み出しました(;_;)
梅の酸の威力や恐るべしです。
by ojioji (2015-06-15 07:02) 

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