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みうめの冒険2、蛆も良いやつ^^; 2015-02-16 [猫たちや生き物]

午前中とても良い天気だったので、玉葱に化成肥料を与えた。
天然農法とはいえ、玉葱の苗が定植してから殆ど成長していないので、小匙で掬って1本ずつに肥料を施して回った。何度かの霜雪に5%弱の苗が消滅^^;していたが、放置で95%が生育中ならば上出来。

昨日、勝手口から外の世界を体験したみうめちゃんの冒険、後半。 
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 テラスの出口から太陽の下に出たみうめ「空気が動いているわ」
 
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みうめちゃん得意の立ち姿で、じっと太陽を見つめていました。
コンクリを打った先には庭池や門先が広がっています。
 
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自由に池の畔に行けるのに、テラスの出口に座っちゃいました。
 
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 遠くの空を見つめて座ったままです。
鳥の気配に反応しているのかも。
みうめちゃんは、「ねこ、とこ、へこ」の「とこ」さんなのかなあ。
 
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 結局、土の上には出ませんでした。
 
近代以後、人は孤独と引き換えに自由を手に入れましたが、その孤独からもたらされる不安を救済するために、自由から逃れることを望んだのがファシズムであるとエーリッヒ・フロムは分析しました。現代日本社会においても同様に、孤独を引き受けられずに空気を読んでしまう「柔らかいファシズム」(byヴィクトリア・デ・グラツィア)が蔓延っていると感じます。ぼくはそれに背を向けて生きているのに、みうめちゃんはせっかく目の前に広がる自由な世界に踏み出せないようです。

みうめ「何を面倒なことを言っているのよ。土の上はわたしのゴージャスで美しい三毛のダブルコートが汚れちゃうでしょ」
 

 
微生物についてまとめていたとき、生きた蛆虫が蠢いているチーズがイタリアにあることを知りました。カース・マルツゥと呼ばれています。ペコリーノというチーズの製造段階で蝿に産卵させる。孵った蛆(幼虫)が酵素を出してチーズを体外消化することにより、通常のチーズ発酵を超えた、つまり多くの人が腐敗と思う段階まで進む。蛆は触れると最高で15cmほど飛び跳ねる。蛆ごと食べる人もいれば、蛆を取り除いて食べる人もいるそうです。詳しくは→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A5

蛆と来れば、マゴットセラピー
壊死した患部を蛆に食わせて治す夢の療法(^o^)。http://matome.naver.jp/odai/2135505656837350901
Wikipediaによると数千年前のアボリジニやミャンマーの伝統医学を用いる医者によって蛆を利用した傷の治療が行われていた記録が残っているそうです。また、傷口が化膿して蛆がわいたほうが早く治るというのは戦争などで経験的に知られていました。それを現代医療に取り入れたわけです。

日本では2004年に初めて地元岡山大学附属病院で三井秀也講師(心臓血管外科)が、糖尿病などの合併症で足切断しか治療法のない60代の女性に実施、成功。

【長所】
麻酔が不要である
副作用が少ない
その他の治療と併用が可能

【短所】
蛆が体に住み着く可能性がある(^_^;)
患部を蛆が這いまわるために違和感を覚える場合がある
 
なお、日本ではまだ自由診療のため、入院治療の場合15万円〜40万円、外来治療の場合3万円〜10万円かかるそうです。無菌蛆の値段が高いそうなので、無菌にこだわらなければ良いのにと思います。夏場に鯖の頭にでもわかせた蛆を冷蔵庫に保管しておいて、使うときによく洗ってやれば只同然(^o^)、患者さん大喜び(^_^)。ならばいっその事、自分で治療するのがいちばんかも。
と思って調べてみると、傷口に発生する蛆には壊死組織だけではなく生きている組織も食い荒らす(;_;)種類が少なからずいるそうです。危険。

神話の時代から穢れの象徴(膿沸き蛆流(たか)る伊邪那美の姿)のように扱われてきた蛆ですが、蛆自体は艶やかでシンプルなフォルムの美しい生き物、生息環境の故に蔑まれ嫌われる、その境遇はあの愛らしいゴキブリ(蜚蠊)と似ております。
どこそこで生まれたから卑しいやつだというのは人間社会にあった卑しい思想ですが、既に克服されたと認識しております。ヒューマニズムの枠を超えてゴキブリや蛆についても敷衍したいものです。

男やもめ(寡夫)に蛆がわく、これからは瑞兆と受けとめます(^o^)
女やもめ(寡婦)にゃ花が咲く、咲いた花なら散らねばならぬm(__)m
 
 
それでは皆様、
あ 有難いなあ
し 幸せだなあ
た 楽しいなあ
 
わがままではなく、ありのままに(^^)
都会の人も食材の自給を楽しみましょう(^_^)v
読んでくださってありがとうございますm(__)m
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コメント 14

ニッキー

さすが女優みうめ様、常に美を意識されてるんですね(^O^)
うちの肉食系ガールズに女子力というものを教えていただきたいです^^;
by ニッキー (2015-02-16 17:20) 

green_blue_sky

みうめちゃん、さすがに落ち着いていますね。
まさに女王様の貫録~
by green_blue_sky (2015-02-16 18:28) 

cooper

野外のみうめちゃん、眼差し、ポーズともにいいですね。
屋内では見たことが無い様子です。
自慢の長毛、ワカリマス・・ワカリマス。

蛆ですか?、昔 (イエ今モ)嫌われ者でも現代では色々と研究の余地ありなんですね。
by cooper (2015-02-16 19:01) 

mitsuya

昆虫の持っている力もスゴいですよね。最近は、腐った腐葉土のなかで生育するカブトムシの除菌能力に注目しているなんて話もきいたきがし聞いた気がします(  ̄▽ ̄)
by mitsuya (2015-02-16 20:58) 

うーさん

蛆ですか、目から鱗の話ですねえ。私の知識はいわゆる戦闘中の傷で医療行為もできないほど後方部隊の細った日本軍兵士の傷に蝿が卵を産んで蛆が湧いていた、という結果論の話しか知りませんでしたが、蛆イコール細菌、ばい菌の温床、という、まさに死に行く途中経過という印象しかありませんでした。
by うーさん (2015-02-16 23:13) 

ojioji

ニッキーさま、ありがとうございます。
みうめに伝えましたところ「私はナチュラルビューティーよ。天性のものを教えることはできないわ」
すみません、沢尻エリカさまの若いころみたいでm(__)m
by ojioji (2015-02-17 06:42) 

ojioji

green_blue_skyさま、ありがとうございます。
みうめに伝えましたところ「貫禄は微妙だわ。プリンセスのつもりよ」
すみません、いつぞやの松田聖子さまたみいでm(__)m
by ojioji (2015-02-17 06:42) 

ojioji

cooperさまのお言葉で気づきました。確かに、室内の顔とちがいます。
空の下、お日さまを浴びて、人間でもちがいますものね。
ああ、ノルウェージャンフォレストキャット、木に登らせてやりたくなりました。
by ojioji (2015-02-17 06:43) 

ojioji

mitsuya さま、カブトムシたちも頑張っているのですね。
共生菌によって腐敗菌の繁殖を抑えるとかあるのでしょうか。
アクアリウムでも、水つくりの基本は水質浄化のバクテリアを育てることでした。

by ojioji (2015-02-17 06:43) 

ojioji

うーさんさま、人間などがお腹の中でやっている消化を、蛆は体外に消化酵素を出してタンパク質を分解したものを餌にしているみたいですね。
だから、バイ菌のいない肉を食わせればきっと清潔なのでしょう^^;、
あるいは腐敗した肉の部分を餌として食ってくれるみたいですね。
マゴットセラピーが昔、新聞報道されたとき、これだ!と印象に残っています。
(スタップ細胞のときも最初はそうだったのになあ。名称はさて置き、「艱難汝を玉にす」を体現した細胞の出現を今も待望しております)
by ojioji (2015-02-17 06:44) 

てんてん

そうだよね~ 
みうめちゃんの美しいダブルコートが汚れちゃ大変だもんね~(* ̄v ̄)ムフフフ・・・
あ!お祝いコメありがとです~♪
by てんてん (2015-02-17 07:58) 

kontenten

子供の頃、学校でショウジョウバエの観察をしましたが、
彼らは、腐敗した果物にのみ卵を産むので不潔でないと聞きましたが
ハエの幼虫(蛆)も、やっぱり十把一絡げにしてはダメですよね(w)
 さて、柔らかいファシズムって有るのですね。
私のような毒のある人間は、柔らかいファシズム上では『非国民』って
たぶん云われるのかも知れません^^;Aアセアセ。
by kontenten (2015-02-17 09:52) 

ojioji

てんてんさま、ありがとうございます。
みうめが喜んでおりますm(__)m

by ojioji (2015-02-17 14:09) 

ojioji

kontentenさまは毒も吐けば幸せも振りまく、清濁もとい清酒濁酒併せ呑む太っ腹(^_^)、すでに国境なんて超えてられるかと。

夏目漱石、森鴎外^^;、乃木希典・・・明治のエリートたちは分際や自由について真剣に苦悩したのだろうと思います。何でも有りの今は本当にありがたい時代だと感謝しております。
by ojioji (2015-02-17 14:10) 

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