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君よ憤怒の河を渉れ、赤外線ちゃとらん^^; 2014-12-12 [昔]

「君よ憤怒(フンド)の河を渉れ」をYouTube全画面で観た。
1976年、大学入学の年の思い出の映画。二時間半の長尺。
中国で文革後初めて公開された外国映画としても有名。
NHK「天下御免」のくれないさん以来のファンだった中野良子を見るために、田舎から京都に出て初めて喫茶店とやらを知ったぼくは、確か新京極にあった映画館に出かけた。そして、1979年にこの映画を観た中国人と同じくカルチャー・ショックを受けた。
君よ憤怒の河を渉れポスター.jpg
懐かしいシーンの数々。
中野良子を襲うどう見ても着ぐるみの熊を、撃って救おうとする高倉健検事。
健さんを激流に落とした熊は、なぜかもう中野良子を襲わず見逃す。
牧場主で北海道知事選に立候補予定の大滝秀治167cmの若い頃のジャンパーが長身180cmの高倉健にフィットしている。
馬を駆って救いに来た牧場主の愛娘 中野良子に、後ろに乗せた高倉健が「どうして俺を助けるんだ。なぜだ、なぜなんだ」「あなたが好きだから!」中野良子の一途で弾んだ笑顔。馬も弾む。
再び熊に襲われる高倉健と刑事 原田芳雄と中野良子。馬が嘶いただけで察知し「熊だ!」と叫ぶ健さん。熊に至近距離で拳銃を打ち込む原田芳雄。再び、なぜか中野良子を襲わない熊。
処女を捧げようと縋り付く中野良子をストイックな筈の高倉健は拒まず交合。
大滝秀治は、高倉健にセスナで逃げるよう勧めつつ「操縦は自動車より簡単」と。
操縦席の高倉健に、エンジンの轟音のなか地上から大滝秀治の「スロットルをもっと・・・」と叫ぶ指示がなぜか聞こえている。
高倉健は初めてセスナを操って、北海道から、途中で眼前に迫る恐山を躱し、たぶん三沢基地から飛び立った戦闘機を躱し、大洗の夏海海岸沖に着水成功。
中野良子の父親 大滝秀治はこの映画でも過度に良い人だった。
再び高倉健を救うため、中野良子が新宿西口に牧場の馬の大群を放つ。暴走する馬に乗って機動隊の包囲網を脱出。
潜伏したホテルの一室で中野良子が高倉健を守り隠すために、原田芳雄の前で脱衣したときの裸は吹き替えとのこと、当時は本人だと思い込んでいた。
精神病院をキチガイ病院と言うセリフ。
精神病院院長岡田英次が悪役。直後のTV「白い巨塔」での誠実な医師とのギャップが^^;
その精神病院の中で高倉健が人体実験用新薬で精神を破壊されてゆくふりをする演技が、あちゃ~。健さんのせいではなく演出が酷い。
政界の黒幕が後の水戸黄門 西村晃、韓国逃亡直前、高倉健元検事に一発と原田芳雄刑事に「お前なんか100発撃っても正当防衛だ」と3発の銃弾を浴びて殺される。
ラストは、検事正 池部良に高倉健が「逃亡中によくわかりました。法律だけで裁いてはいけない罪があることを、そして、法律では裁けない悪があるということを。そして、二度と人を追う立場にだけはなりたくないです」と言い残して、映画の2時間の間に生意気な生娘(処女をこじらせた娘?)から恋をしてどんどん美しく妖しくお洒落になった中野良子の肩を抱いて歩いて行くのであった。
結論:「野生の証明」と違って中野良子が死なないのが良かった。

トンデモ映画とされているみたい、というか書いていて荒唐無稽のトンデモ場面の連続だが、ぼくの中では娯楽大作の大傑作、冷静に言えば怪作。 
[中国版のポスター。中野良子の扱いが高倉健よりも大きい。原田芳雄が無い]
追捕中国ポスター.jpg
[中国用に編集して短くしてあるもよう。YouTubeで見つけたので鑑賞予定]  
記憶とは怪しいもので、他の映画とシーンが交じっていたり、結末近くのストーリーを間違って覚えていた。そもそも、当時隆盛の角川映画のひとつだったと勘違いしていた。

高倉健、原田芳雄、池部良、大滝秀治、西村晃(ロボット第一号學天則発明者西村真琴博士の次男)、岡田英次、内藤武敏・・・の名優たちは既に鬼門に。田中邦衛が82歳で存命と知り喜ばしい。
映画(画面)の中ではいつでも彼らに会うことが出来る。
映画(映像)って本当に素晴らしいですね。
そう言えば、水野晴郎閣下の「シベリア超特急」で中野良子さまに再会できたときはとても嬉しかったものです。「シベ超」DVDで揃えております^^;。

38年振りの鑑賞のきっかけを与えてくださったgreen_blue_skyさま、ありがとうございます(^_^)。
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1976年(昭和五十一年)と言えばあのロッキード事件で国会証人喚問があった年でもある。2月16日、衆議院予算委員会に稀代の役者小佐野賢治氏が登場。
「記憶にございません」「全く記憶にございません」
荒船清十郎委員長、楢崎弥之助、大出俊、正森成二、大内啓伍、松永光。追及する議員たちも格好良かった。証人に大久保利通の子孫の方も出席していた。(記憶があやふや、ダグラス・グラマン事件と混じっているかも知れません)
大学入試の只中にいたぼくはテレビで中継する世紀の茶番劇に釘付けでした。
そして、この証人喚問の55年前1931年2月16日に高倉健は生まれている。

今日の収穫たっぷりは、実家の畑から拾った^^;大量の大根葉。 
DSCF4008.jpg
[後日追記:紙面に主演 高倉健さんの訃報が。今、気付いた。何たる偶然] 
13株もあった^^;。
茹でて切って胡麻油と麺つゆで和えたところ旨い。
一度に一株分を食べられる。
調子に乗って大量に茹で過ぎた。冷凍保存しておくか。

赤外線電気炬燵の中にいるちゃとらんとふーちゃんを発光禁止で撮ってみた。 
DSCF3990.jpg
雰囲気がよく表れている。ちゃとらんが赤外線に溶けている。
下が発光モード。 
DSCF3987.jpg
炬燵の中が普通の空間のようで、よくわかるけれど面白くない。
 
DSCF3994.jpg
発光させないと、シャッター速度がかなり遅い。
カシャーッという感じ。ぼくには初めての感覚。
 
DSCF3995.jpg
ちゃとらん「ojiojiがいちばん都市人じゃあないのか。都市文明の恩恵を受けまくっているぞ」と。

ojioji「だからこそ、堕することのないよう、自らを戒めているのじゃあないか。それより瞳がまん丸だぞ。赤外線は眩しくはないのかい」
 
 
それでは皆様、
あ 有難いなあ
し 幸せだなあ
た 楽しいなあ

都市生活者も食材の自給を楽しみましょう(^_^)v
お年寄りや社会不適合者(儂のこと)や生活保護受給世帯よ、
天然農法で幸せな自給自足の生活を(=^ω^=)
読んでくださってありがとうございますm(__)m
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コメント 2

green_blue_sky

70年代はいろいろなことがあり、映画も様々。
遠い昔のようですが、先日にった出来事に思えます(^_^;)
ニャンコたち、ぬくぬく生活、よく寝ているのでは~~
by green_blue_sky (2014-12-12 22:12) 

ojioji

green_blue_skyさま、猫たちはすっかり茹で蛙。最期までめんどう見てやります。
隠退してから特にこの頃、働いていた期間をワープしてその前の70年代のことを思い出すことがよくあります。ずっと封印してきた記憶を開く感じ、何の兆候なのでしょうね。

コメントいただいた日付時刻が12-12 22:12になってるのに気付きました。何となくラッキー?ということで(^^)
by ojioji (2014-12-13 11:24) 

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