逍遥遊 2014-08-16 [好きな言葉や拙見]
また早朝版を性懲りも無く
朝未き、雨音に床を離れ、
昨日仕込んだどぶろくの広口瓶を点検、
6合仕込んだので瓶から溢れそうに膨張、
激しく糖化・酒精化反応。
ペットボトルに移した11日仕込み分にブドウ糖添加、
こちらは酸味無しの辛口強烈主精度に育ち中、
会心のどぶろくが生まれそう。
寝起きのテイスティングの誘惑を一口だけで断ち切って、
小梅の塩漬けで梅茶を入れる。
離れの傍の梅の木の実、
程良い塩味と酸味、
夜中に二度も小便で排出されたナトリウムイオンを補える。
残りあと数粒。
梅漬けを漬けた年に済ませるのはたぶん初めて。
野菜と同じで、手塩に掛けると愛しく旨い。
梅はその日の難逃れ、
後のほうは、どうもぼくの造語かも知れず、
電網で検索しても自分の記事が冒頭に、他に用例無し。
可笑しいなあ、聞き覚えがあるのになあ。
さあ、今日も難無き一日が始まります。
などと電脳鍵盤で綴っていると、
寝室で聞き覚えのある音が。
間に合わず、
掛け布団の上にやられたのは今季初(;_;)
みうめが吐いた立派な毛玉が横たわっていました。
ぼやきながら拭き取ってから見ると、
雑巾のつもりが食器用布巾。
すべては、猫の給餌を後回しにしてこの文章を綴っていたから。
飼い主の起床した気配がしてから、なかなか食事が出ないと、
誰かが毛玉を吐いてアピール。
慌ててぼくが駈け付ける。
猫がヒト化してきた。
ぼくが猫化したのか。
胡蝶の夢、
万物斉同、
逍遥遊。
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雷雨の後の収穫たっぷり。
長茄子を1本だけ収穫、残りは後日。トマトが雨で割れてます。
中国野菜カイランの種が何ヶ所か流されて発芽せず。
荘子 逍遥遊篇より
恵子が荘子にむかって話しかけた、「私のところに大木があって、人はこれを樗(おうち)とよんでいますが、その幹はふしくれだったこぶだらけで直線はひけず、その小枝は曲がりくねって、規(ぶんまわし=コンパス)や矩(さしがね)は使えない。だから道ばたに立てておいても大工はふりむきもしません。ところで、あなたの話も大きすぎて用いようがないから、人々みんなにそっぽを向かれるのですなあ」と。
荘子はいった、「どうして、その大木を物一つない世界、人ひとりいない曠野の真中に立てて、その側らに一切の人間的なるものを超越して自由なる孤独を彷徨し、その下に寝そべって満ち足りた安らかさや豊かな生の充溢を逍遥しないのですか。世間から無用のレッテルをはられ、大工からも見捨てられたこの樗の大木は、自己の天然の齢を全うして、斤斧に刈り倒されることもなく、すべての物から安全な自己を確保するでしょう。世間的に無価値とされるからといって、何も気に病むことはないではありませんか」と。
みうめ鳥「わたしをカモノハシとからかうけど、カモノハシがわたしを生きているのかも知れないわ。万物斉同、我即宇宙、永劫回帰、今西錦司博士の無機的生命観、神よりい出て神に入るなり、戦争なんて右腕で左腕を叩くようなもの、八百万の神もお釈迦様もディオゲネスもニーチェも現代物理学も同じことを言っているのよ。そして、ニヒリズムは荘子に通じるの、肉食獣っぽい西洋人には理解できないでしょ」
ぼく「鳥、うるさい! それより、ボウルの中には熟れた苺が・・・」
おはようございます
形が悪くても自分が育てたもの 作ったものはいとおしいですね
by ハマコウ (2014-08-16 10:30)
ハマコウさま、お忙しいなかをコメントありがとうございます。
ぼくのは自画自賛でありますが^^;
他人がつくったものまで愛おしく思えるようになりたいものです。
by ojioji (2014-08-16 13:47)
こんばんは!
にゃんこの毛玉攻撃・・・堪えますね~。
我が家は一時 スプレー攻撃ブームで
泣けてきました^^;
今は治まってるのでほっとしてます。
by ちゅんちゅんちゅん (2014-08-16 19:21)
スプレイ、猫によってスタイルが異なってて、防ぎ方に定番が無いような。マンション時代、いたちごっこのときありました。
が、今はノルウェージャンのノルくんが特発性膀胱炎が慢性化してて、猫部屋兼寝室の敷物はちびった跡だらけ(;_;)
ヒトが精神も肉体もタフになりました。
冬、気管支炎にならなく(^O^)
by ojioji (2014-08-16 20:55)