残暑見舞い 害獣イノシシ 2014-08-07 [自然と農]
ひんやりと気持ちよい朝、
と言いたいところですが、
睡眠中の夜中2時頃、突然、
洗濯物を干し忘れているぞの声が夢の中で。
昨夜、畑から戻って洗濯機を回したままだった。
大脳萎縮が進行しとる。
ぶつぶつ言いながら真っ暗な縁側に洗濯物を干して、
もう少し寝ようとしても目が冴えて、
結局、二度寝せず。
そんな日はブログが長くなるのです(^_^;)
睡眠不足のほうは、昼寝が出来る身の上(^o^)
飛び損ねた油蝉を捕まえて、またちゃとらんたちに。
慣れたのか、前の時よりも興奮度は低いです。
最後はふーちゃんが齧ってバラバラにしました。
今日の収穫たっぷり。
変わり映えしなくて恐縮ですが、韮が珍しいかと。
韮、90株以上に分けて育てているのですが、肥料を施していないのでなかなか大きくなりません。売られているのよりずいぶん小さいですが、味は濃いです。
下の写真は天然農園の昨日からリセットしたところ。向日葵や味美菜や小蕪の薹が立ったのや無茶苦茶だったのを抜きました。が、トマトや空芯菜の挿芽が混植で残っているので更地にはなりません。混植、実は管理がめんどそう。
いつものアングルからの天然農園と建物。
といっても、キーウィが繁って屋根しか見えません。
実家の田んぼに猪がまた侵入して稲を食い荒らして逃走のニュース。
この前のときは、地元の駆除役の方たちが罠を仕掛けたけれど掛からず。
猟犬が臭いを追うと県道で途切れていました。
県道を渡って梨園側に逃げたもよう。
6月には罠に親と瓜坊が掛かって、解体、肉をお裾分けしてもらいました。
四十年前の子どもの頃は猪がこんな人里近くに出没するのは珍しく、
猟師さんが犬を連れて山奥に入って撃っていました。
今春、三十八年振りに帰郷してびっくり。
猪が民家の庭先の菜園場にまで出没。
植えたての里芋を掘って全部食ったり、太りかけたサツマイモを掘り出して芋だけ食ったり、泥を掘って畑を砂浴びでむちゃくちゃにしたり。
他にも、狸が、ぼくの見ている前で、芋ガマからサツマイモを咥えて、
大きな芋が出口に閊えて悪戦苦闘しながらも山に戻ったり、
二匹の狐が天然農園の畑作業している傍を、
さやさやさやと笹を掻き分けて通り過ぎたり。
黄金色の実に美しい狐でした。
ご近所の畑では、猪除けのフェンスを飛び越えて侵入した何者かが野菜を。
何と鹿でした。そりゃ飛び越えます。
雀も大群になって、稔る順に、
極早生の田んぼから最後は晩稲の田んぼまで、
7月から10月まで餌に不自由しません。
農家も雀脅しや擬似蛇などで追い払おうと知恵比べです。
アニメなら野生動物が身近にいる暮らしで微笑ましいのでしょうが、
農家にとっては収穫間近の作物を台無しにする憎っくき害獣、害鳥。
(写真の作物は今のところ無事です。が、今日、烏が木の上から妙に西瓜を注視していたような)
山奥の雑木林の住処(杉や檜の単層林では暮らせません)が狭まったのと、畑が荒れ里山の手入れが出来なくなり山が人里まで下りてきたからでしょうか。地元でも山を開発してプチカントリーというゴルフ場がつくられたり、天然農園の裏山にもメガソーラー発電施設が建設されたり、牧場の大規模な畑が開発されてたり、山の中の道路が広く見事な舗装になったり、人間側で自然を独占し過ぎたのでしょうか。
田舎暮らしさまのブログ「愛知の田舎で古民家暮らし」8月5日記事に臨場感あふれる猪捕獲までの様子と、自然と人とのかかわりについてのブログ主さまの深い言葉が述べられていますので、ぜひ読んでみてください。
以下、抜粋-----------------------------------------------------
防除をベースとしながらも増え続ける害獣に対し
最終的には駆除する以外方法が無いので
田舎ではこの様な事が日常的に。。。
生物の中での最強動物である人間が
自然の摂理のコントロールをしていると。。。。
まぁ、自然をある時、ある時代に壊すのも人間。
それを悔い改め、守る、育てるのも人間。。。。
何事もバランスが重要と言う事でしょう。。。。
農業(大地を管理し、食べ物を栽培するの)も
自然を守る流れの一部と私は思っています。
--------------------------------------------------------------抜粋おわり
ぼくにはものすごく響いてくる言葉です。
田畑での農作業を通じた思索は説得力があります。
バランスが崩れたときに人間が制御できる範囲で生きてゆきたいものです。
末筆乍ら、
残暑お見舞い申し上げます
それでは皆様、
あ 有難いなあ
し 幸せだなあ
た 楽しいなあ
老後は山奥で天然農法(^o^)
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